UMIN試験ID UMIN000055823
最終情報更新日:2024年10月14日
登録日:2024年10月13日
虚血性心疾患患者に対するPHRアプリと 相談員サービスを組み合わせた 心臓リハビリテーション継続支援プログラムの効果に関する研究
基本情報
進捗状況 | 募集前 |
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対象疾患 | 虚血性心疾患 |
試験開始日(予定日) | 2024-12-01 |
目標症例数 | 72 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | [介入] mHealthパッケージ:wearable端末+PHRアプリ+相談員サービス+心臓リハビリ手帳(従来の方法) [比較] wearable端末*+心臓リハビリ手帳(従来の方法)*wearable端末(スマートウォッチ)、血圧計、体重計を患者に貸与する。 ・介入群の詳細:PHRアプリには、患者がスマートフォンを通して、日々の体重、血圧、脈拍の他 wearable端末経由での歩数の記録などが入力、表示される。この情報は、本PHRデータと連携して 医療機関向けに情報を編集して提示する「心リハボード」を通して、通常診療、通常の心臓リハビ リテーションに関わる医師、医療スタッフに共有される。「心リハボード」は、PHRデータを本人 の端末からQRコードを提示し、ボード側でそのコードを読み取ることにより1次的にPHRデータ をiPad等のタブレット端末に表示可能な仕組みである。この場合、「心リハボード」に表示され たデータは、読み取り専用であり、閲覧後にはすぐに削除される。また介入群ではmobile アプリ ケーションに蓄積された情報を基に、訓練を受けた東京海上日動メディカルサービス株式会社の相 談員が患者に電話での心臓リハビリテーションの受診勧奨や、運動状況に応じた推奨などフィード バックを行う。相談員は下記の場合に、電話でのフィードバックを行う。 ・アプリケーション導入の1週間目に電話 ・2週間に1回の頻度でのリハビリ推奨の電話 |
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介入2 | ・比較群では、wearable端末や血圧計、体重計は貸与するが、PHRアプリの提供は行 わない。またPHRアプリを通しての相談員によるフィードバックも行わない。ただし、wearable端 末導入1週間目に導入状況の確認の電話は実施し、端末利用方法や体重計、血圧計の使用方法がわ からない場合のサポートデスクの電話番号は開示する。日々の体重、血圧などのPHRの記録は、心 臓リハビリ手帳(心リハ手帳)に記録する。 |
主要アウトカム評価項目 | 最高酸素摂取量(peak VO2): ベースラインからの変化量 (初回と初回リハビリから150日経過後の最終リハビリテーション時の項目の変化量) |
副次アウトカム評価項目 | 嫌気性代謝障害(AT): ベースラインからの変化量 (初回とデバイスの受け取りから150日経過後の最終リハビリテーション時の項目の変化量) 150日の外来心リハ回数(カウントデータ) 150日での目標外来通院数に対する実際の外来心リハ通院割合 150日間の毎日の平均歩数:ベースラインからの変化量 外来での栄養指導の回数(初回から最終リハ) 外来での薬剤指導の回数(初回から最終リハ) 体重変化(初回リハビリから最終リハ) 血圧の変化(初回リハビリから最終リハ) |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | (1)急性冠症候群(ST上昇型急性心筋梗塞, 非ST上昇型急性心筋梗塞、不安定狭心症)に対して経皮的冠動脈形成術(PCI)もしくは冠動脈バイパス術を受けたことのある患者または、慢性虚血性心不全の患者。初発再発を問わない。 (2)18歳以上 (3)共同研究機関に来院可能な者 |
除外基準 | (1)外来心臓リハビリテーションの保険適応とならないもの (2)認知症の診断を受けているもの (3)独歩通院ができないもの (4)日本語を理解できない者 (5)その他、研究責任者が研究対象者として不適当と判断した者 |
関連情報
研究費提供元 | 株式会社ヘルステック研究所 |
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実施責任組織 | 京都大学 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 京都市左京区吉田近衛町 |
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電話 | 075-753-2426 |
URL | |
revive_heart@yobou.med.kyoto-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。