UMIN試験ID UMIN000052466
最終情報更新日:2023年11月23日
登録日:2023年10月12日
腹膜透析患者におけるノルディックウォーキングの歩行能力改善に対する有効性評価のための無作為化2群間比較試験
基本情報
進捗状況 | 限定募集中 |
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対象疾患 | 腹膜透析患者 |
試験開始日(予定日) | 2023-07-03 |
目標症例数 | 30 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | NW 20-30分/日を週3回以上と指導し、3ヵ月間の介入期間を設ける。実施状況を自己で記録、外来通院時(概ね1か月に1回)にチェックする。NW負荷時の脈拍数の増加が、安静時の脈拍数と比較し20-30 bpm以上となるようにする。また、自覚的運動強度(RPE;Rating of perceived exertion)Borg指数(範囲6-20)を活用し、Borg指数 11-13 (ややつらい)となる強度を指導する。開始から4週間程度は週3回以上、15分間のウォームアップ、10-15分間ポールを使ってのウォーキングを行う。慣れてきたら4週目以降はウォームアップの後に、NWを週3回以上、20-30分程度で行うことを指導する。 |
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介入2 | 通常の身体活動 |
主要アウトカム評価項目 | 運動療法(割り付け)開始後12週間後の歩行機能の指標として6分間歩行試験 |
副次アウトカム評価項目 | 運動療法(割り付け)開始後12週間後のサルコペニア評価項目(歩行速度、握力、四肢骨格筋量)、ABI/PWV、体組成、CKD関連アウトカム(血清Na/K/Cl, Ca/P/PTH intact, UA, TC/HDL/TG, Hb、カルニチンなど)、さらにPD関連アウトカムとして残存腎機能、運動器の疼痛症状 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 1) 外来通院中の腹膜透析患者 2) サルコペニア(possible)の診断基準を満たすもの 3) 運動器に疼痛を有するもの 4) 文書同意が得られた患者 |
除外基準 | 1)運動療法の禁忌に該当する患者(具体的には以下)。 ・コントロールされていない高血圧(収縮期血圧180以上または拡張期血圧110 mmHg以上が持続) ・著明な貧血(Hb 7 g/dL未満) ・活動性の増殖性糖尿病性網膜症 ・3ヶ月以内に症候性の冠動脈疾患、脳血管疾患を発症した者 ・コントロールされていない心不全(NYHAⅢ以上) ・強い自覚症状を伴う、または致死的な不整脈 ・重度の弁膜症 ・整形外科疾患、脳血管疾患、末梢動脈疾患などにより歩行困難な者 2)安定していないPD患者(具体的には以下) ・PD導入後3ヶ月未満の者 ・コントロールされていない尿毒症(BUN>100 mg/dL, K>6.0 mEq/L, HCO3<18 mmoL/L) 3)その他、試験責任医師が被験者として不適当と判断した患者。 |
関連情報
研究費提供元 | 無し |
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実施責任組織 | 日本赤十字社医療センター腎臓内科 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 東京都渋谷区広尾 4-1-22 |
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電話 | 03-3400-1311 |
URL | |
r.sumura1118@gmail.com |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。