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UMIN試験ID UMIN000051729

最終情報更新日:2023年9月9日

登録日:2023年7月27日

自閉スペクトラム症疑いの幼児と保護者の遠隔相談システム構築に関する研究

基本情報

進捗状況 募集前
対象疾患自閉スペクトラム症
試験開始日(予定日)2023-07-27
目標症例数40
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入

試験の内容

介入1介入群へは,同意が確認された後,オンライン診療ポケットドクターダウンロードURLの送付を行い,ご自身のスマートフォンにダウンロードしてもらった上で介入を行う。オンライン診療ポケットドクター専用アプリケーションを用いて,3ヶ月間、1回あたり30分程度、月1回の発達相談の利用を継続する。本研究における「発達相談」は、共同研究者である児童精神科の知識を持つ医師または、心理士または療育士による保護者からの発達に関する相談への対応であり、診療・診断や発達検査は実施しない。 具体的なオンライン相談の内容は以下の通りである。 初回:保護者からの話を聞く・評価する(アセスメントシート・質問紙の結果) 第2回:気になる子どもの発達に関する情報を集め(保護者・親子の現状・子どもの発達把握)、保護者が子どもの発達において何に困り、何を問題と捉えているのかを知る 第3回:保護者が子どもの行動にどのように対応・対処しているのか、また子どもはどう反応しているのかを聞き、子どもの発達・特性を理解するー対応や対処の方法を保護者と共に考える 第4回:まとめ、親子の関わりや医療機関及び療育機関とのつながりの必要性、今後について(質問紙の結果)
介入2対照群はASDまたはその疑いの児に対する一般的な地域支援のみを受ける。
主要アウトカム評価項目介入群と対照群の、育児ストレスインデックスSF(PSI-SF)合計点についてのベースラインから3ヶ月時までの変化量
副次アウトカム評価項目・WHO-5(精神健康状態表簡易版)総スコアについてのベースラインから3ヶ月時の変化量(介入群と対照群) ・PSI-SF子どもの側面についてのベースラインから3ヶ月時の変化量(介入群と対照群) ・PSI-SF親の側面についてのベースラインから3ヶ月時の変化量(介入群と対照群) ・PSI-SF合計点についての3ヶ月時と6ヶ月時の変化(介入群と対照群) ・WHO-5(精神健康状態表簡易版)総スコアについての3ヶ月時と6ヶ月時の変化(介入群と対照群) ・PSI-SF子どもの側面についての3ヶ月時と6ヶ月時の変化(介入群と対照群) ・PSI-SF親の側面についての3ヶ月時と6ヶ月時の変化(介入群と対照群)

対象疾患

年齢(下限)
年齢(上限)
性別3
選択基準1.一般社団法人 日本運動療育協会(SPARK協会)の会員で、ASDの基準を満たすことを確認した未就学児を持つ保護者の方。 医療機関等でASDの診断を受けていない児については、同意取得時に日本精神神経学会の精神科専門医資格もしくは、日本小児科学会の小児科専門医資格を持つ医師が専門医資格を持つ精神科医または小児科医がアメリカ精神医学会の診断基準であるDiagnostic Statistical Manual-5 (DSM-5)に基づきASDの基準が満たすことを確認できるかどうかを判断する。 2.本研究の内容に賛同し,研究への参加に対する同意が得られた方 3.研究期間を通じてインターネット接続でオンライン診療ポケットドクターを利用可能な方又は貸与するスマートフォンでオンライン診療ポケットドクターを利用する本研究の参加に同意いただける方  4.自身のスマートフォンにオンライン診療ポケットドクター専用アプリケーションをダウンロードし,使用可能な方 5.同意説明文書,アンケートに記載されている日本語が理解できる方
除外基準1.代諾者を要する方 2.精神疾患治療中で、本研究の相談よりも精神科治療を優先したほうが良いと考えられる方 3.その他,研究責任者又は研究分担者が本研究への参加を不適当と判断した方

関連情報

問い合わせ窓口

住所東京都世田谷区大蔵2-10-1
電話03-5494-7120
URL
E-mailtachibana-y@ncchd.go.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。