UMIN試験ID UMIN000019453
最終情報更新日:2020年5月10日
登録日:2015年10月23日
複雑性悲嘆症状を有する遺族に対する集団認知行動療法(ENERGY)の実施可能性及び有効性に関する研究
基本情報
進捗状況 | 試験終了 |
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対象疾患 | 複雑性悲嘆 |
試験開始日(予定日) | 2015-10-24 |
目標症例数 | 30 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | 複雑性悲嘆に対する集団認知行動療法(2週間に1回、全6回、1回3時間) |
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主要アウトカム評価項目 | 複雑性悲嘆症状の重症度の変化をInventory of Complicated Grief(ICG)にて治療前、治療後、3カ月後、6か月後に評価する |
副次アウトカム評価項目 | 自覚的な抑うつ症状 (Beck Depression Inventory-II(BDI-Ⅱ)),死別のトラウマ反応( Impact of Event Scale Revised(IES-R))、悲嘆関連回避症状(Grief Related Avoidance Questionnaire(GRAQ))の重症度、心的外傷後認知 (Posttraumatic Cognitions Inventory(PTCI))、典型的な悲嘆の認知(Typical Belief Questionnaire(TBQ))、QOL (SF8 Health Survey)の程度の得点を治療終了後、3カ月後、6か月後の時点で評価し、ベースラインとの比較を行う。また、脱落率、有害事象の発生を評価する。プログラム終了時に、プログラムの内容の理解しやすさ、負担感、プログラムの満足度などを評価する。 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 1.過去に重要な他者の死別を経験しており、複雑性悲嘆症状を主訴とする(Brief Grief Questionnaire 得点 5点以上) 2.その死別体験から1年以上経過している 3.身体疾患あるいは精神的問題で通院・相談している場合には、主治医(カウセンラー)から参加の承認が得られている 4.日本語を母国語とする 5.文書による同意が得られる 6.未成年の場合保護者等代諾者からの同意が得られる 7.基本的にすべてのセッションに参加できる |
除外基準 | 1.重度の遷延性悲嘆障害(PG-13)による診断基準を満たす)に該当 2.併存する精神障害(統合失調症、双極性障害、アルコール・薬物関連障害、人格障害A群)およびこれに伴う精神症状の存在(重度のうつ症状、自傷行為、自殺企図等)のためにプログラムの実施・継続が困難である場合 3.プログラムの遂行が困難な程度の重度認知機能障害を認める者 4.臨床診断で生命に関わるような重篤な、あるいは不安定な状態の身体疾患を認める者 5.過去に構造化された個人認知行動療法を受けたことのある者や治療期間中に他の構造化された精神療法(支持療法を除く)を受けている者 6.プログラム実施期間のうち50%以上の来院が困難であると予めわかっている者 7.その他研究責任者が本研究の対象として不適当と判断した者 |
関連情報
研究費提供元 | 科学技術振興機構 |
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実施責任組織 | 武蔵野大学人間科学部 |
共同実施組織 | 岩手県精神保健福祉センター |
問い合わせ窓口
住所 | 東京都江東区有明3-3-3 |
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電話 | 03-5530-7618 |
URL | |
satonaka@musashino-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。