UMIN試験ID UMIN000007825
最終情報更新日:2016年4月5日
登録日:2012年4月24日
うつ病異種性の診断・病態解明に向けたバイオマーカー分子の探索
基本情報
進捗状況 | 一般募集中 |
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対象疾患 | うつ病 |
試験開始日(予定日) | 2012-04-01 |
目標症例数 | 80 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | 中高年発症うつ病(40歳以降発症)群と若年発症(40歳未満で発症)群、および健常対象群について、遺伝的差異を評価する。 |
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介入2 | 中高年発症うつ病(40歳以降発症)群と若年発症(40歳未満で発症)群、および健常対象群について、123I-IMP; N-イソプロピル-4-ヨードアンフェタミン注を用いて、123I-IMP-SPECTを施行することで、局所脳血流の群間比較を行う。 |
介入3 | 中高年発症うつ病(40歳以降発症)群と若年発症(40歳未満で発症)群、および健常対象群について、脳MRI検査装置を用いて、局所脳形態や白質高信号領域の群間比較を行う。 |
介入4 | 中高年発症うつ病(40歳以降発症)群と若年発症(40歳未満で発症)群、および健常対象群について、光トポグラフィー検査を用いて、言語流暢性試験に対する脳血流反応の群間比較を行う。 |
主要アウトカム評価項目 | 光トポグラフィー検査、123I-IMP-SPECT、 3T-Magnetic Resonance Image (MRI)、遺伝子検査、採血検査を用いて、中高年発症うつ病(40歳以降発症)群と若年発症(40歳未満で発症)群、さらに健常対照群を評価する。 |
副次アウトカム評価項目 | 治療予後や動脈硬化因子による評価を行う。 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 次の選択基準および除外基準を満たす50歳から90歳の大うつ病性障害患者、および精神疾患の既往を有さない年齢・性別を一致させた健常者を対象とする。 1) アメリカ精神医学会が作成した「精神障害の分類と診断の手引きDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorder (DSM-IV-TR)」に基づいて大うつ病性障害の診断基準を満たした患者。 2) 入院、外来は問わない。 3) 診断は臨床診断面接および構造面接The Mini-International Neuropsychiatric Interview(MINI)により診断する。 4) 50歳以上であること。 5) 大うつ病性障害の罹患回数(単一エピソード、反復性)は問わない。 6) DSMのメランコリー型の特徴を伴うもの。 7) うつ状態の重症度評価を構造化面接であるStructured Interview Guide for the Hamilton Depression Rating Scale(SIGH-D)を用いて行い、18点以上の患者 8) 寛解期については、SIGH-Dが8点以下かつDSMの「完全寛解」基準に基づき、「過去2か月間はっきりした兆候や症状が見られていない」者 9) 投薬の有無は問わない。 |
除外基準 | 1) ペースメーカー使用者などMRI撮像禁忌のもの 2) 重篤な身体疾患を合併しているもの 3) 妊婦またはその疑いのあるもの・産婦・授乳婦 4) 措置入院患者 5) 応急入院患者 6) その他、医師により対象として不適当と判断されたもの 7) 第一親等に精神疾患患者がいる健常人 8) 寛解期にMMSEが23点以下の大うつ病性障害患者 |
関連情報
研究費提供元 | 文部科学省 |
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実施責任組織 | 群馬大学大学院医学系研究科 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 群馬県前橋市昭和町3-39-22 |
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電話 | 027-220-8185 |
URL | |
knarita@gunma-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。