UMIN試験ID UMIN000005478
最終情報更新日:2016年4月7日
登録日:2011年5月16日
悪性胸膜中皮腫に対するホウ素中性子捕捉療法の多施設臨床試験
基本情報
進捗状況 | 一般募集中 |
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対象疾患 | 悪性胸膜中皮腫 |
試験開始日(予定日) | 2011-06-01 |
目標症例数 | 20 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | 標準治療に抵抗性の悪性胸膜中皮腫患者に先ずF-BPA PETを実施し、BPA濃度の腫瘍対血液比が2.25を超える症例に対してホウ素中性子捕捉療法を行う。BPAは500mg/kg体重を計3時間で投与、投与中最後の1時間に中性子照射を行う。治療はは胸部の前面と後面の2回に分けて3~4週の間隔で行う。これによって安全性を主に、有効性を副次的に評価する。 |
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主要アウトカム評価項目 | 有害事象の有無と重症度 |
副次アウトカム評価項目 | 全生存期間、無病増悪生存期間、腫瘍縮小効果、疼痛重症度 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 1)病理組織学的に悪性胸膜中皮腫の診断が得られている 2)PEM又はPEM+シスプラチン併用化学療法に対して抵抗性 3)登録前28日以内の画像検査によって、腫瘍の進展が一側の胸部(胸腔内)にとどまっている 4)同意取得時年齢が20歳以上75歳以下である 5)ECOG Performance Status (PS)が0又は1である 6)臨床検査値が以下の基準を満たし、主要臓器の機能が保持されている ①白血球数≧3,000 /μL ②ヘモグロビン≧8.0 g/dL ③血小板数≧100,000 /μL ④AST (GOT) ≦100 IU/L ⑤ALT (GPT) ≦100 IU/L ⑥血清クレアチニン≦ 1.5 mg/dL |
除外基準 | 1)以下のいずれかが認められる。 -経横隔膜的腹腔浸潤 -対側胸膜への直接浸潤 -縦隔臓器浸潤 -脊椎浸潤 -心膜腔内への浸潤又は臓側心膜浸潤(心嚢液の有無は問わない) 2)気管分岐部リンパ節に転移している。 3)遠隔転移している。 4)胸部に対し放射線治療施行歴がある。 5)登録前1ヵ月以内に化学療法を施行している。 6)妊婦中・妊娠の可能性のある又は授乳中の女性である。 7)フェニールケトン尿症である。 8)NYHA心機能分類でgradeⅢ又はⅣである。 9)試験責任医師又は試験分担医師が登録に不適と判断される。 |
関連情報
研究費提供元 | 厚生労働省 |
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実施責任組織 | 京都大学原子炉実験所・粒子線腫瘍学研究センター |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 大阪府泉南郡熊取町朝代西2丁目1010番地 |
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電話 | +81-072-451-2475 |
URL | |
onokoji@rri.kyoto-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。