UMIN試験ID UMIN000004941
最終情報更新日:2013年1月18日
登録日:2011年2月1日
胃あるいは食道における粘膜がんのディスポーザブル高周波切開鉗子を用いた内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection:ESD)の安全性試験
基本情報
進捗状況 | 試験中止 |
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対象疾患 | 早期食道癌、胃癌 |
試験開始日(予定日) | 2011-02-01 |
目標症例数 | 103 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
主要アウトカム評価項目 | ESD関連SAE発生割合 |
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副次アウトカム評価項目 | 病変一括切除割合、有害事象 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 1) 初発かつ単発の胃がんあるいは食道がんである。 2) 内視鏡検査にて、腫瘍が以下の条件のすべてを満たしていると診断される。 胃がんの場合 ① 治療前内視鏡下生検にて、組織学的に分化型(pap、tub1、tub2)であり、未分化型(por1、por2、sig、muc)の成分が混在していない。 ② 潰瘍および潰瘍瘢痕がなく、腫瘍の最大径が2cm以下である。 ③ 深達度がMである。 食道がんの場合 ① 腫瘍の最大径が3cm以下である。 ② 深達度がm1あるいはm2である。 ③ 治療前内視鏡下生検にて、組織学的に扁平上皮がん、類基底細胞がんである。 3) ESDにて一括切除可能と判断される。 4) 下記の条件のすべてを満たし、ESD後の狭窄の可能性が低いと判断される。 胃がんの場合 ① 腫瘍の口側の辺縁が噴門輪にかからない。 ② 腫瘍の肛門側の辺縁が幽門輪にかからない。 食道がんの場合 ① 病変が胸部食道(TNM分類)内に限局する。 ② 周在性が2/3以下である。 5) 登録時の年齢が20歳以上、75歳以下である。 6) PS(ECOG)が0、1のいずれかである。 7) 胃がんの場合 胃がんに対する内視鏡治療の既往がない。 食道がんの場合 食道がんに対する内視鏡治療の既往がない。 8) 他のがん種に対する治療も含めてがんに対する外科的治療、化学療法(内分泌療法を含む)、放射線治療、いずれの既往もない。 9) 主要臓器機能が保たれている。 10) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られている。 |
除外基準 | 1) ESDのための一時的な抗凝固薬や抗血小板薬の中断が不可能である。 2) 妊娠中の可能性がある、または授乳中の女性。 3) 精神病または精神症状を合併しており、試験への参加が困難と思われる。 4) ステロイド剤の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている。 5) 活動性の細菌および真菌感染症を有する(38.0℃以上の発熱を有し、画像診断もしくは細菌学的検査にて細菌感染が証明されている)。 6) 3か月以内に、心筋梗塞または不安定狭心症の既往を有する。 7) コントロール不良の高血圧症を合併している。 8) インスリンの継続的使用により治療中、またはコントロール不良の糖尿病を合併している。 9) 持続酸素投与を要する呼吸器疾患を合併している。 |
関連情報
研究費提供元 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 |
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実施責任組織 | 国立がん研究センター東病院 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | |
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電話 | 04-7133-1111 |
URL | |
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