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UMIN試験ID UMIN000004937

最終情報更新日:2016年4月5日

登録日:2011年2月1日

抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の患者に対する上部消化管内視鏡下鉗子生検の前向き試験

基本情報

進捗状況 募集前
対象疾患胃疾患が疑われ上部消化管内視鏡検査を受ける予定があり、鉗子生検を行う可能性のある抗血栓療法下の成人患者
試験開始日(予定日)2011-02-01
目標症例数1500
臨床研究実施国日本
研究のタイプ介入

試験の内容

介入1A群(抗血栓療法継続群):抗凝固薬(ワルファリン)・抗血小板薬(アスピリン、チクロピジン、クロピドグレル)を使用している患者に対して薬剤を中止しない場合の出血の懸念と薬剤を中止した場合の血栓症イベントの危惧を両方伝え、患者本人が薬剤を継続したまま内視鏡検査の施行を希望した患者。但し、これらの薬剤を併用している場合は、継続する薬剤を1種類とする。
介入2B群(抗血栓療法休薬群):抗凝固薬(ワルファリン)・抗血小板薬(アスピリン、チクロピジン、クロピドグレル)を使用している患者に対して薬剤を中止しない場合の出血の懸念と薬剤を中止した場合の血栓症イベントの危惧を両方伝え、患者本人が休薬して内視鏡検査の施行を希望した患者。なお、休薬期間は消化器内視鏡ガイドライン(第3版)に準じて、以下のように定める。 ワルファリン  3日 アスピリン   3日 チクロピジン  5日 クロピドグレル 5日 アスピリン・チクロピジン併用  7日 アスピリン・クロピドグレル併用 7日
介入3C群(コントロール群):抗凝固薬(ワルファリン)・抗血小板薬(アスピリン、チクロピジン、クロピドグレル)を使用していない患者
主要アウトカム評価項目1)鉗子生検直後の内視鏡的止血処置の必要性の有無 2)内視鏡検査終了後の後出血の有無
副次アウトカム評価項目1)血栓性イベントの有無

対象疾患

年齢(下限)
年齢(上限)
性別3
選択基準上部消化管内視鏡検査を受ける予定があり、鉗子生検を行う可能性のある成人患者
除外基準1)同意の得られない患者(同意が得られても鉗子生検を行わなかった場合は登録しない。コントロール群に対しても内視鏡施行前に同意を得る)。 2)ワルファリン使用者の場合、PT-INRが3.0以上の患者(1ヶ月以内の測定値、1ヶ月以内に測定されていない場合はコアグチェックで測定値で判定する)。 3)抗血小板薬を2剤以上併用している患者(検査前にアスピリン単独にすれば参加可能。アスピリン単独とする場合にはあらかじめ担当の循環器医師と相談する。その場合、チクロピジンやクロピドグレルの休薬期間は7日とする)。 4)抗凝固薬と抗血小板薬と併用している患者(検査前にいずれか一方を中止すれば参加可能。どちらを中止するかは病態によって担当医が判断する。その場合の休薬期間は、ワルファリン3日、アスピリン3日、チクロピジン5日、クロピドグレル5日、アスピリン・チクロピジン併用7日、アスピリン・クロピドグレル併用7日とする)。 5)アスピリン、チクロピジン、クロピドグレル以外の抗血小板薬(プレタール、エパデール、ドルナー、アンプラーク、オパルモンなど)を使用している患者。 6)薬剤溶出性ステント使用1年以内の患者。 7)深部静脈血栓症の予防・治療目的にワルファリンを内服している患者。 8)重篤な合併症を有する患者、妊娠中の患者、明らかな出血傾向を示す患者、その他の理由で登録することが不可能と判断される患者。

関連情報

問い合わせ窓口

住所長野県松本市旭3-1-1
電話0263-37-3486
URL
E-mailhkasai@shinshu-u.ac.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。