UMIN試験ID UMIN000004781
最終情報更新日:2017年6月29日
登録日:2010年12月25日
2型糖尿病患者におけるGLP-1受容体作動薬のヘモグロビンA1cを指標にした至適投与時間の検討:多施設共同無作為化非盲検並行群間比較試験
基本情報
進捗状況 | 試験終了 |
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対象疾患 | 2型糖尿病 |
試験開始日(予定日) | 2011-02-01 |
目標症例数 | 300 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | リラグルチド投与開始1ヶ月前に患者を選択し2群に割付し登録する。割付時に糖尿病薬はスルホニルウレア剤を除き全て中止する。スルホニルウレア剤は最低用量に減量する(glibenclamide 1.25 mg/day, glimepiride0.5-2mg/day, gliclazide 40 mg/dayまで)。リラグルチドの量は最初の1週間は0.3 mg/day、次の1週間は0.6 mg/day、それ以降は0.9 mg/dayとする。 リラグルチド朝投与、夕投与の2群に分割し14週間経過観察する。 |
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介入2 | 14週時HbA1cが8%以上の場合、スルホニルウレア剤を開始する。既に併用している場合は増量する(glibenclamide 2.5 mg/day, glimepiride 3 mg/day, gliclazide 80 mg/dayまで)。さらに12週間観察。 26週時HbA1cが8%以上の場合、リラグルチドを持効型インスリン(insulin detemir)1日1回打ちに変更する。インスリン量は空腹時血糖値に応じて適時調節する。HbA1cが7%未満の場合は隔日投与とする。さらに12週観察。 38週時HbA1cが8%以上の場合はインスリン1日4回打ち(basal-bolus療法)あるいは混合型インスリン複数回打ちに変更する。最終的に52週まで経過観察する。 |
主要アウトカム評価項目 | リラグルリド投与時及び投与後14週、52週後のHbA1c |
副次アウトカム評価項目 | 1)投与後14週、38週、52週の空腹時血糖値(FPG)あるいは食後血糖値(PPG)、脂質、血中C-peptide、血中IRI,体重、血圧 2)投与後14週、26週、38週、52週のHbA1c, 血糖値, C-peptide, 血中IRI,脂質, 体重, 血圧の治療別の変化 3)有害事象:胃腸障害(吐き気、嘔吐、下痢、便秘)、低血糖などの発現頻度 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 1)20歳以上の成人 2)2型糖尿病と診断された患者 3)食事運動療法のみ、あるいは食事運動療法に加え経口血糖降下薬で治療中の患者 4)HbA1c ≧6.1% JDS [A1c ≧6.5%, NGSP]の患者 5)本試験の参加に関して同意が文書で得られる患者 |
除外基準 | 1)リラグルチドに過敏症を有する患者 2)糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病患者 3)重症感染症の患者 4)肝機能障害〔GOT(AST)80 IU/L以上あるいはGPT(ALT)80 IU/L以上〕の患者 5)腎機能障害(血清クレアチニン1.7mg/dL以上)のある患者、透析中の患者 6)重篤な心疾患のある患者(NYHAⅢ~Ⅳ) 7)試験薬開始時にSU剤以外の経口血糖降下剤で治療中またはインスリン治療中の患者 8)膵炎の既往歴を有する患者 9)糖尿病胃不全麻痺、炎症性腸疾患等の胃腸障害のある患者 10)産婦、授乳婦、妊娠中もしくは、妊娠している可能性のある婦人 11)甲状腺髄様癌の既往のある患者及び甲状腺髄様癌、多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴のある患者 12)その他、医師の判断により対象として不適当と判断された患者 |
関連情報
研究費提供元 | なし |
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実施責任組織 | 獨協医科大学越谷病院糖尿病内分泌・血液内科 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 埼玉県越谷市南越谷2-1-50 |
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電話 | +81-48-965-1111 |
URL | |
takebaya@dokkyomed.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。