UMIN試験ID UMIN000003610
最終情報更新日:2016年4月7日
登録日:2010年5月17日
感冒前駆症状を呈する時期における葛根湯の症状顕在化抑制・早期回復効果を検証するランダム化比較試験
基本情報
進捗状況 | 試験終了 |
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対象疾患 | 感冒 |
試験開始日(予定日) | 2010-09-01 |
目標症例数 | 300 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | 漢方製剤「葛根湯エキス顆粒Aクラシエ」(クラシエ製薬株式会社)を1回1包(2.0g)、1日3回、食前または食後2時間を目処に経口投与する。投与期間は原則として4日間とする。 |
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介入2 | 総合感冒薬である「パブロンゴールドA微粒」(大正製薬株式会社)を1回1包(1.2g)、1日3回、毎食後に経口投与する。投与期間は原則として4日間とする。 |
主要アウトカム評価項目 | 自記式質問紙による症状の記録の中で、①鼻汁または鼻閉、②咽頭痛、③咳または痰のうち、1つ以上が“中等度(常に不調を感じる程度)”以上の状態が、服用開始後5日間に2日間以上出現するかどうか、とする。ただし、一部の個別症状が試験薬服薬前に中等度であった場合には、当該症状については、“重度(日常生活に支障をきたす程度)”の状態が、服薬開始後5日間以内に2日間以上出現するかどうか、とする。 |
副次アウトカム評価項目 | 1.5日後に症状が中等度以上の割合 2.5日間の重症度の曲線下面積 3.5日間にいずれかの症状が”重症(日常生活に支障を来す程度)”になった患者割合 4.①鼻汁または鼻閉、②咽頭痛、③咳または痰のうち、1つ以上が“中等度(常に不調を感じる程度)”以上の状態が服用開始後7日間に2日間以上出現するかどうか。ただし、一部の個別症状が試験薬服薬前に中等度であった場合には、当該症状については、“重度(日常生活に支障をきたす程度)”の状態が、服薬開始後7日間以内に2日間以上出現するかどうか、とする。 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 下記の条件をすべて満たす者を対象とする。 1.感冒の前駆症状として咽頭の違和感がある。 2.咽頭の違和感の出現が受診当日もしくはその前日である。 3.悪寒(軽度のものも含めて)を自覚している。 4.明らかな発汗がない。 5.3年以内に1度以上、感冒症状が出現したことがある。 |
除外基準 | 下記の条件にひとつでも該当する者を除外する。 1.受診時あるいは受診の前日に、自覚する感冒様症状が中等度(常に不調を感じる程度)以上に達している者 2.37.5℃以上の発熱がある者 3.肺炎、扁桃炎、インフルエンザ、麻疹などが診断された者、もしくは強く疑われる者 4.今回の感冒症状に対して、何らかの薬剤(一般用医薬品を含む)を使用した者 5.虚弱体質と思われるもの 6.何らかの消化器症状(腹痛、食欲低下、悪心、嘔吐、下痢など)がある者 7.排尿障害がある者 8.顔面や下腿に明らかな浮腫を認める者 9.日常から胃腸障害を起こしやすい者 10.妊娠中か妊娠の可能性がある者 11.授乳中の者 12.アレルギー体質である者 13.薬によりアレルギー症状を起こしたことのある者 14.甲状腺機能障害の既往がある者 15.糖尿病の既往がある者(軽度耐糖能障害は除く) 16.心臓病(狭心症、心筋梗塞、不整脈など)の既往のある者 17.重症高血圧症(180/110 mmHg以上)の既往のある者 18.肝臓病の既往のある者 19.胃・十二指腸潰瘍の既往のある者 20.緑内障の既往のある者 21.気管支喘息の既往のある者 22.腎臓病の既往のある者 23.血液疾患の既往のある者 24.薬物依存の既往がある者 25.アルコールを多飲する者 26.その他の重篤な疾患を有する者 27.スポーツ競技会に参加予定の者(ドーピングの問題) 28.その他、医師・看護師・保健師が不適当と判断した者 29.過去に、本研究に参加したことのある者 |
関連情報
研究費提供元 | 文部科学省の平成22年度科学研究費補助金(課題番号22590650) |
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実施責任組織 | 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻 予防医療学 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 京都市左京区吉田本町 |
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電話 | |
URL | |
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