UMIN試験ID UMIN000003331
最終情報更新日:2016年4月7日
登録日:2010年4月1日
精神疾患を対象とした無作為割付比較対照試験を用いた認知行動療法の有効性及び生物学的診断指標の探索に関する研究
基本情報
進捗状況 | 試験中止 |
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対象疾患 | 不安障害、強迫性障害、摂食障害、うつ病 |
試験開始日(予定日) | 2010-04-01 |
目標症例数 | 60 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | 対象患者は、同意取得後に、無作為に1.認知行動療法、2.待機患者群(認知行動療法待機リスト)に振り分けられる。 認知行動療法群は、セラピストにより低強度、高強度認知行動療法を1回30分~50分、計12~15回施行する。セラピストは、スーバービジョングループに必ず出席し、担当している症例はすべて月に1回、治療途中の効果判定を含めたスーパーバイズを受ける。 ビデオ撮影した全症例のセッションを用いて、認知行動療法尺度改訂版によって手技の遵守などの評価を受ける。 (低強度セラピー)神経性大食症、むちゃ食い障害患者に対して、モーズレイモデル・ワークブック日本語版(過食症編)を用いた低強度認知行動療法を行う。 強迫性障害、不安障害、うつ病を対象として、個人認知行動療法の低強度、高強度を行う。 インターネット回線を用いた低強度認知行動療法、モバイルを用いたメッセージの送付システム等の介入を合わせて行なう。患者は、過食、排出行動の頻度, 気分、認知(体重へのこだわり)、対処行動の項目について0-10点の評価点で毎夜、テキストメッセージを送る。患者に対して、メッセージが自動的に返信される。 |
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介入2 | 待機患者群は、従来の治療法を内服薬の変更なしで継続する。 |
主要アウトカム評価項目 | Body Mass Index(BMI), 過食、排出行動の頻度、抑うつ症状、不安症状、強迫症状評価尺度 |
副次アウトカム評価項目 | 認知機能検査、事象関連電位、近赤外線スペクトロスコピー、血清BDNF,血清アミノ酸等 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 1) 千葉大学医学部附属病院精神科、こどものこころ診療部の外来通院患者で、本研究のインフォームド・コンセントを得た上で、DSM-IV-TR)診断基準に基づき、不安障害、うつ病、強迫性障害、神経性大食症、むちゃ食い障害等の精神疾患の診断基準をみたした患者 2) 本試験の参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、患者本人の自由意思による文書同意が得られた患者 |
除外基準 | 脳器質性疾患、薬物乱用の既往歴、切迫した自殺の危険性、重篤な精神障害の入院適応、重篤な身体疾患、BMI<15、精神症状のために社会的、職業的、学校の機能における深刻な障害がある患者(GAF score<50)、広汎性発達障害(PARS)スクリーニング検査にて除外)、精神発達遅滞および境界知能(IQ<80)。 |
関連情報
研究費提供元 | 千葉大学大学院医学研究院精神医学 |
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実施責任組織 | 千葉大学大学院医学研究院精神医学 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 千葉市中央区亥鼻1-8-1 |
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電話 | 043-226-2297 |
URL | |
nakazato@faculty.chiba-u.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。