UMIN試験ID UMIN000000975
最終情報更新日:2016年4月7日
登録日:2008年1月8日
切除不能肝細胞癌に対するエピルビシンまたはドキソルビシン/リピオドールを用いた肝動脈化学塞栓療法の第II相臨床試験: 日本・韓国共同研究 (JIVROSG-0604)
基本情報
進捗状況 | 試験終了 |
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対象疾患 | 肝細胞癌 |
試験開始日(予定日) | 2008-01-01 |
目標症例数 | 100 |
臨床研究実施国 | 日本、アジア(日本以外) |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | 切除不能肝細胞癌に対して,エピルビシンまたはドキソルビシン/リピオドール懸濁液とゼラチン・スポンジを用いて肝動脈化学塞栓療法を施行する。癌の残存または再発を認めた場合には,原則として同様の治療を繰り返す。 |
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主要アウトカム評価項目 | 2年生存割合 |
副次アウトカム評価項目 | 有害事象の発現頻度とその程度および奏効割合 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | 1) 組織学的あるいは臨床的に肝細胞癌(但し混合型を除く)と診断される。 2) 肝細胞癌に対する初回治療例である。 3) 肝切除,肝移植,局所壊死療法(ラジオ波焼灼術など)の適応がない。 4) 造影CT/MRI(急速静注法)にて早期濃染を示す多血性病巣である。 5) 門脈一次分枝あるいは本幹に腫瘍栓を認めない。 6) Performance Status(ECOG)が0-2である。 7) Child-Pugh分類がA又はBである。 8) 主要臓器(骨髄,心,腎など)機能が十分保持され,登録前2週間以内の臨床検査で下記の基準を満たす。 (1) 白血球数:3000/mm3以上 (2) 血小板数:5×104/mm3以上 (3) 血清総ビリルビン :3.0mg/dL以下 9) 年齢20歳以上。 10) 患者本人から文書による同意が得られている。 |
除外基準 | 1) 肝外転移を有する。 2) 外科的胆道再建術あるいは内視鏡的胆管治療の既往がある。 3) 治療に反応しない中等量または大量の腹水,胸水を有する。 4) 高度の動脈-門脈シャントまたは動脈-静脈シャントがある。 5) ヨード造影剤アレルギーにより血管系造影検査が困難である。 6) 下記に示す重篤な合併症を有する。 - 治療にもかかわらずコントロール困難な心不全、狭心症や不整脈 - 発症後6カ月以内の心筋梗塞 - 腎不全 - 活動性の感染症(但し,ウイルス性肝炎を除く) - 活動性の消化管出血 - 活動性の重複癌 - 肝性脳症や重症の精神障害 7) 妊婦・授乳中および妊娠の可能性または意思がある症例,又は挙児を希望する。 8) その他、医師が本試験を安全に実施するのに不適当と判断する。 |
関連情報
研究費提供元 | 厚生労働省 |
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実施責任組織 | 日本腫瘍IVR研究グループ (JIVROSG) |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 104-0045 東京都中央区築地5-1-1 |
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電話 | 03-3542-2511 |
URL | http://jivrosg.umin.jp/koreajapan_top.html |
masikeda@ncc.go.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。