UMIN試験ID UMIN000000651
最終情報更新日:2016年4月5日
登録日:2007年3月23日
HER2過剰発現を有する乳がんに対する術前 Trastuzumab (Herceptin) /化学療法のランダム化第II相比較試験
基本情報
進捗状況 | 試験終了 |
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対象疾患 | 乳癌 |
試験開始日(予定日) | 2007-03-01 |
目標症例数 | 100 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | CPA/EPI/5-FU(500/100/500)3週1回 x 4コースに引き続くpaclitaxel週1回(80) x 12コース/Trastuzumab3週1回 x 4コース |
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介入2 | CPA/EPI/5-FU(500/100/500)3週1回 x 4コースに引き続くdocetaxel (75) 3週1回 x 4コース/Trastuzumab3週1回 x 4コース |
主要アウトカム評価項目 | 病理学的完全寛解割合 定義:病理学的に腋窩リンパ節転移陰性で原発巣が、①がん細胞の壊死または完全消失、②乳管内にのみがん細胞が残存、のいずれかを満たしたもの。 |
副次アウトカム評価項目 | ・無再発生存期間 ・術前薬物療法における有害事象 ・術前Trastuzumabの薬物動態(各群10例) ・cDNA arrayによる病理学的完全寛解の予測因子の検討 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 2 |
選択基準 | 1. 組織診(core needle biopsy)で浸潤性乳癌 (浸潤性乳管がん、小葉がん、特殊型)と診 断された症例 2. 臨床病期II期またはIIIA,期で次のいずれ かに該当する症例 ・乳腺超音波検査にて腫瘍径2cm未満で、 かつ乳腺超音波にて腋窩リンパ節転移 陽性と判断できる症例 ・乳腺超音波にて腫瘍径2cm以上の症例 3. 同側乳房内の多発性病変を有する症例は、 うち一つの病変が2.のいずれかを満た していれば適格とする。 4. 同時両側乳がん、あるいは異時性の乳 がんを有する症例は不適格とする。 5. HER2過剰発現を認める乳がん (IHCで3+、あるいはFISH陽性) 6. 原発巣のホルモン受容体の状況は問わ ない 7. PS (ECOG) 0-2 の症例 8. 以下にあげる諸臓器機能を有する症例 【骨髄機能】 白血球数 >= 3,000/mm3、または 好中球数 >= 1,500/mm3 血小板 >= 100,000/mm3 【肝機能】 AST(GOT)およびALT(GPT) <= 60IU/L 総ビリルビン <= 1.5mg/dl 【腎機能】 血清クレアチニン <= 1.5mg/dl 【心機能】 (以下の全てを満たす) (1) 心電図で正常又は治療を必要としな い程度の変化 (2) 虚血性心疾患(狭心症、あるいは 心筋梗塞)、および心筋症の合併、 あるいは既往のない症例 (3) 心駆出率 (EF)が60%以上 9. 本人より文書による同意 (Informed Consent) が得られた症例 |
除外基準 | 1. 妊婦、授乳婦、または妊娠の意思がある症例。 2. 活動性の感染症を合併している症例 3. Cremophor EL(polyoxethylated castor oil)またはpolysorbateを溶媒とする薬剤に過敏性反応の既往のある症例 4. 間質性肺炎又は肺線維症がある症例 5. HBs抗原陽性症例 6. コントロール不良あるいはインスリン治療中の糖尿病症例 7. 精神病または精神症状により試験への参加が困難な症例 8. 同時性重複がんを有する症例。ただし、局所治療により治癒と判断される上皮内がん(Carcinoma in situ)または粘膜内がんに相当する病変は重複がんに含めない。 |
関連情報
研究費提供元 | 厚生労働省健康局総務課がん対策推進室 |
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実施責任組織 | Herceptin治験調整事務局 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 東京都中央区築地 5-1-1 |
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電話 | 03-3542-2511 |
URL | |
Herceptin_trial_office@ml.res.ncc.go.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。