UMIN試験ID UMIN000000601
最終情報更新日:2016年4月5日
登録日:2007年8月1日
ラミブジン投与中のB型慢性肝炎・肝硬変でYMDD変異株非出現例に対するラミブジン継続とエンテカビルへの変更との比較に関するオープンラベル多施設共同ランダム化並行群間比較試験
基本情報
進捗状況 | 試験終了 |
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対象疾患 | B型慢性肝炎・肝硬変 |
試験開始日(予定日) | 2007-01-01 |
目標症例数 | 120 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | ラミブジン継続群:ラミブジン(商品名ゼフィックス)1回100mgの1日1回経口投与を継続する。経過中、血中HBV DNA量が4 Log10copies/ml以上に上昇し、PCR法でYMDD変異の出現を確認した場合はラミブジン耐性化の出現と判断し試験終了とする。ラミブジンに耐性化した後は主治医の判断により、アデホビル・ピボキシル(商品名ヘプセラ)10mg/日を併用する、エンテカビル1.0mg/日投与(1日1回就寝前)に変更する、ラミブジン単独投与を継続して経過を見る、などの対処を行う。対処法の選択にあたっては背景肝の状態を考慮することが勧められる。 |
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介入2 | エンテカビル変更群:ラミブジン投与を中止し、エンテカビル(商品名 バラクルード0.5mg錠)の1日1回1錠(眠前)投与に変更する。エンテカビルに変更後、血中HBV DNA量が4 Log10copies/ml以上に上昇しPCR法でYMDD変異の出現を確認した場合はその時点で試験終了とし、主治医の判断により、ラミブジン100mg/日とアデホビルピボキシル(商品名 ヘプセラ) 10mg/日の併用投与へ変更する、エンテカビル 0.5mg/日の継続投与で経過観察する、などの対処を行う。対処法の選択にあたっては、背景肝の状態を考慮することが勧められる。 |
主要アウトカム評価項目 | (1)HBV DNA(PCR法)の変化およびVirological Breakthrough(すなわちHBV DNAが1 Log copy/ml以上上昇する)発生率(2)HBe抗原陰性化率(3)HBe抗原陰性化かつHBe抗体陽性化率(セロコンバージョン率)(4)YMDD変異の出現率(5)エンテカビル耐性関連遺伝子変異 |
副次アウトカム評価項目 | (1)ALT(2)s-Albumin(3)プロトンビン時間(%)(4)T.BIL(5)血小板数(6)腹水(7)脳症(8)Child-Pughスコア(9)肝細胞癌の発生(初発または再発) (10) HBV Precore変異 (11) HBV Core Promoter変異 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | (1) ラミブジンを投与中で、ラミブジン投与開始後2年(24か月)以内のB型慢性肝炎または肝硬変患者(2)登録時HBs抗原陽性、ALT正常、HBV DNA 2.6 Log copy/ml未満。(3) 登録直近の40日以内に測定した血液検査でYMDD変異株(PCR法による測定)が陰性であることを確認した症例。 |
除外基準 | (1)核酸アナログ製剤に対する過敏症の既往がある患者。(2)登録前6か月以内にインターフェロンまたはラミブジン以外の核酸アナログ投与歴のある患者。(3)妊婦、妊娠している可能性がある婦人、妊娠の可能性のある婦人、授乳中の婦人。(4)自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、アルコール性肝炎、C型慢性肝炎等、その他の慢性肝疾患の患者。(5)コントロール困難な心疾患(心筋梗塞、心不全、不整脈等)のある患者。(6)重篤な慢性腎不全、慢性呼吸不全のある患者。(7)その他、担当医師が不適当と判断した患者。 |
関連情報
研究費提供元 | なし |
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実施責任組織 | 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 消化器・肝臓・感染症内科 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 岡山市鹿田町2-5-1 |
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電話 | 086-235-7219 |
URL | |
hkobashi@md.okayama-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。