UMIN試験ID UMIN000000595
最終情報更新日:2016年4月5日
登録日:2007年8月1日
B型慢性肝炎に対するインターフェロン・エンテカビル連続療法とインターフェロン単独療法の有効性比較を目的とするオープンラベル多施設共同無作為比較試験
基本情報
進捗状況 | 参加者募集中 |
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対象疾患 | B型慢性肝炎 |
試験開始日(予定日) | 2006-11-01 |
目標症例数 | 170 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入 |
試験の内容
介入1 | インターフェロン・エンテカビル連続投与群:遺伝子組み換え型インターフェロンα2b(商品名:イントロンA)、天然型インターフェロンα(商品名:スミフェロン)のいずれかを1回600万単位、週3回、24週間(6か月間)、皮下注射で投与する。21週目の第1日よりエンテカビル(商品名 バラクルード0.5mg錠)を1日1回1錠(眠前)処方を開始する。IFNの24週間(6か月間)投与終了後はエンテカビルを13か月間投与する。その後、24か月目の終了まで抗ウイルス薬を投与せず経過観察とする。 |
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介入2 | インターフェロン(IFN)単独群:遺伝子組み換え型IFNα2b(商品名:イントロンA)、または天然型IFNα(商品名:スミフェロン)のいずれかを1回600万単位、週3回、24週間、皮下注射で投与する。投与終了後、56週目まで抗ウイルス療法を行わず経過観察する。52週目の採血でHBe抗原が陽性、HBV DNAが陽性で、ALT異常を認めた場合、56週目(13か月目)からエンテカビル(商品名 バラクルード0.5mg錠)を1日1回1錠(眠前)処方を開始する。それ以外の場合はひきつづき経過観察とする。 |
主要アウトカム評価項目 | (1)HBV DNAの変化(治療開始直前との差)(2)HBV DNAが2.6 Log copy/ml未満に低下(3)HBe抗原陰性化(4)HBe抗原陰性化かつHBe抗体陽性化(セロコンバージョン)(5)エンテカビル耐性化 |
副次アウトカム評価項目 | (1)ALT(2)Albumin(3)プロトンビン時間(%)(4)総ビリルビン(5)血小板数(6)腹水(7)脳症(8)Child-Pughスコア(9)肝細胞癌発生(10)HBV Precore変異(11)HBV Core Promoter変異 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 3 |
選択基準 | (1)HBs抗原陽性、HBe抗原陽性、血中HBV DNA 5.0 log copy/ml以上、ALTが異常値、血小板14.0万/μL以上を示すB型慢性肝炎患者(2)身体所見、画像診断、血液検査等で肝硬変でないと判断される患者(3)画像診断で治療を要する肝細胞癌が認められない患者 |
除外基準 | (1)インターフェロンに対する過敏症がある患者(2)核酸アナログ製剤に対する過敏症がある患者(3)登録前6か月以内にインターフェロンまたは核酸アナログ製剤を投与している患者(4)妊婦、妊娠している可能性がある婦人、妊娠の可能性のある婦人、授乳中の婦人(5)コントロール困難な心疾患(心筋梗塞、心不全、不整脈等)のある患者(6)慢性腎不全または慢性呼吸不全のある患者(7)うつ病、自殺念慮または自殺企図等の重度の精神疾患またはその既往を有する患者(8)肝硬変または重篤な肝機能障害患者(9)脳出血または脳梗塞の既往を有する患者(10)自己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変、アルコール性肝疾患、C型肝炎等、その他の慢性肝疾患の患者(11)慢性関節リウマチ等、肝疾患以外の自己免疫性疾患を有する患者(12)小柴胡湯を投与中の患者(13)その他、担当医師が不適当と判断した患者 |
関連情報
研究費提供元 | なし |
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実施責任組織 | 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 消化器・肝臓・感染症内科 |
共同実施組織 |
問い合わせ窓口
住所 | 岡山市鹿田町2-5-1 |
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電話 | 086-235-7219 |
URL | |
hkobashi@md.okayama-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。