臨床研究実施計画番号 jRCT2071220110
最終情報更新日:2023年11月21日
登録日:2023年2月28日
尿素サイクル異常症患者に対するHPN-100(グリセロールフェニル酪酸)の有効性、安全性及び薬物動態をフェニル酪酸ナトリウムと比較するための一方向切替えによるオープン試験、並びに長期継続投与試験
基本情報
進捗状況 | 参加者募集終了-試験継続中 |
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対象疾患 | 尿素サイクル異常症 |
試験開始日(予定日) | 2023-03-07 |
目標症例数 | 15 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入研究 |
介入の内容 | ・切替えパートは 2週間でこの期間に被験者の治療をフェニル酢酸ナトリウム(NaPBA)から HPN-100に切替える(最初の 7日間は NaPBAを投与、次の7日間はHPN-100を投与する)。継続投与パートではHPN-100を12か月間投与する。 ・NaPBAはこれまでの治療用量に基づき決定する。HPN-100の投与量は次の式を用いて計算する。 - NaPBA錠の1日投与量 (g) x 0.86=HPN-100の1日投与量 (mL) - NaPBA顆粒の 1日投与量 (g) x 0.81=HPN-100の 1日投与量 (mL) ・継続投与パートから新たに参加した被験者には、用量4.5 mL/m2/日でHPN-100の投与を開始し、血中アンモニア濃度、タンパク質摂取量及び症状に応じて用量を調節する。米国及び欧州で承認されている推奨用量は、4.5~11.2 mL/m2/日(5.3~12.4 g/m2/日)である。 ・治験評価スケジュールに従って血中アンモニア濃度を測定する。 |
試験の内容
主要評価項目 | NaPBA投与最終日(Day 7)及びHPN-100投与最終日(Day 14)における血中アンモニア濃度-24時間曲線下面積 |
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副次評価項目 | ・NaPBA及びHPN-100投与最終日の最高血中アンモニア濃度 ・NaPBA及びHPN-100投与最終日の平均 血中アンモニア濃度 ・NaPBA及びHPN-100投与期間中にアンモニア 濃度が正常値上限(ULN)を超えた患者数及び割合 ・NaPBA及びHPN-100の主な代謝物(PAA、PBA及び PAGN)のPKパラメータ ・NaPBA及びHPN-100投与 最終日の24時間累積 尿中 PAGN U-PAGN0-24 排泄量 ・U-PAGN0-24排泄量とAUCNH3, 0-24の相関 ・NaPBA及びHPN-100投与最終日の血中グルタミン濃度 ・有害事象 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 男女両方 |
選択基準 | ・遺伝子検査、酵素検査及び/又は生化学検査により尿素サイクル異常症(UCD)と診断された患者 ・切替えパートから参加する場合、 NaPBAでUCDを治療中であり、治験薬投与開始日(Day 1)の少なくとも 1週間前からNaPBAの用法・用量の変更がない患者 ・継続投与パートから参加する場合、治験薬投与開始日(Month 0)の少なくとも 30日以上前から NaPBAの投与が行われていない患者 ・本治験で行う検査及び観察等を受けることが十分可能であると判断された患者 |
除外基準 | ・スクリーニング時に血中アンモニア値が100 μmol/L(170 μg/dL)以上の患者又はスクリーニング来院の少なくとも 2週間前以内に高アンモニア血症の症状及び/又は兆候が認められる患者。アンモニア値がコントロールされ、少なくとも14日以上安定した場合、治験責任医師等の判断で再スクリーニングを受けることができる。 ・活動性の感染症(ウイルス性及び細菌性)又は血中アンモニア値に影響を及ぼす可能性のある他の疾患を有する患者 ・投与開始前の1週間以内に安息香酸ナトリウムの投与を受けた患者 ・フェニル酪酸及び/又はフェニル酢酸に対し過敏症の既往を有する患者 ・肝移植(肝細胞移植を含む)を受けた患者 |
保険外併用療養費
保険外併用療養費の有無 |
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関連情報
研究責任医師 | 古川 宏郁 |
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研究責任医師以外の責任者 | |
研究資金等の提供組織名称 |
問い合わせ窓口
担当者 | 古川 宏郁 |
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所属機関 | 株式会社オーファンパシフィック |
所属部署 | |
郵便番号 | 105-0023 |
住所 | 東京都港区芝浦1-1-1 |
電話 | 080-3538-2119 |
FAX | |
hiroiku-furukawa.yg@orphanpacific.com |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。