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臨床研究実施計画番号 jRCT2061230058

最終情報更新日:2024年8月20日

登録日:2023年9月12日

上皮成長因子受容体(EGFR)のエクソン20挿入(ex20ins)変異を有する未治療の局所進行又は転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象としたZipalertinibと化学療法併用の有効性及び安全性を評価するランダム化,非盲検,国際多施設共同,第3相比較試験

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患EGFRのエクソン20挿入変異を有する局所進行又は転移性非扁平上皮非小細胞肺癌
試験開始日(予定日)2023-11-01
目標症例数60
臨床研究実施国アメリカ/ベルギー/カナダ/フランス/ドイツ/イスラエル/イタリア/韓国/オランダ/フィリピン/ポーランド/シンガポール/スペイン/トルコ/イギリス/日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容CLN-081/TAS6417として,1回100 mgを1日2回経口投与する.すべての患者に,シスプラチン又はカルボプラチンと併用してペメトレキセドを投与する.

試験の内容

主要評価項目PFS[無作為割付日から死亡(原因を問わない)又はRECIST 1.1に基づく疾患進行のいずれか早い方の日までの期間と定義し,盲検下独立中央判定(BICR)により評価する.]
副次評価項目

対象疾患

年齢(下限)18歳以上
年齢(上限)
性別男女両方
選択基準(1)文書による同意取得が得られている (2)18歳以上(又は当該国の法定成人年齢の定義を満たすか,いずれか高い方) (3)病理学的に確認された局所進行又は転移性非扁平上皮NSCLC (4)局所進行又は転移性の非扁平上皮NSCLCに対する全身療法歴がない患者.術前/術後補助療法による前治療は,治験薬の初回投与までの期間が6ヶ月を超える場合には,早期NSCLCに対して許容される.局所進行又は転移性疾患に対する一次治療における標準治療ではない既承認のEGFR TKI(ゲフィチニブ,エルロチニブ,アファチニブ,ダコミチニブ,オシメルチニブ)の単剤投与による治療歴については,以下のすべての基準を満たす場合に許容される.  a)投与期間が8週間以内である.  b)腫瘍量が増えており,疾患に対する奏効(放射線学的検査による)がみられないことが確認されている[ベースラインから腫瘍量が増えていることを示すコンピュータ断層撮影(CT)報告書の写しが提出されていること].  c)関連する毒性が回復し,ベースライン時と同様になっている.  d)EGFR TKIの投与が無作為化からみて少なくとも2週間又は半減期の4倍の期間(いずれか長い方)の前に終了している. amivantamab,mobocertinib,sunvozertinib,furmonertinib,poziotinibなどのex20ins変異を標的とするEGFR TKIの治療歴については許容されない. (5)Clinical Laboratory Improvement Amendments(CLIA)認定検査施設(米国)又は各国で認証された検査施設(米国以外)で実施した検査により,以下に定義するEGFR変異のステータスが確認されている患者.  a)パートA:EGFR ex20ins変異又はその他のUncommon/Single若しくはCompound EGFR変異  b)パートB:EGFR ex20ins変異 (6)提出可能な保存腫瘍組織があり,EGFR変異のステータス,及び可能であればその他のバイオマーカーを評価するのに十分な最低限の量がある.組織量が不十分な患者(詳細は検査マニュアルに記載)は,治験依頼者と協議の上で適格とすることができる.新たな生検は不要である. (7)脳転移を有する患者で,  a)根治局所療法の治療歴があり,中枢神経系(CNS)疾患が安定している(神経学的に安定しており,副腎皮質ステロイド剤を組み入れ前2週間以上休薬できていると定義)患者は適格とする.スクリーニング時の画像検査で脳転移が診断された場合は,根治治療の後に適格性を確認するための再スクリーニングを受けることができる.  b)脳転移のサイズが2 cm以下で症状はなく,治験担当医師の見解で直ちに根治治療を行う必要はないと判断された場合には適格とする. (8)パートBの患者については,RECIST 1.1に基づき測定可能病変が1つ以上認められた場合に登録する.パートAに登録する患者は,測定可能病変を認めない場合でも登録することができる. (9)米国東海岸癌臨床試験グループ(ECOG)パフォーマンスステータス(PS)が0又は1. (10)治験担当医師の判断で3ヶ月以上の生存が期待できる. (11)妊娠可能な女性(WOCBP)は,治験薬の初回投与前の血清妊娠検査が陰性でなければならない.閉経後(他の医学的原因がなく12ヶ月間にわたり月経のない)の女性,又は永久不妊術(子宮摘出,両側卵管切除,又は両側卵巣摘出術)を受けた女性は,妊娠の可能性がないとみなす. (12)生殖能力がある男女はいずれも,初回投与前から試験期間中,及び治験薬の最終投与後6ヶ月間以上は,各国の要件に従って適切に避妊することに同意しなければならない.
除外基準(1)現在,治験薬の投与を受けている,又は科学的若しくは医学的に本試験と両立しないと判断される他の医学研究に参加している. (2)規定された期間内に以下のいずれかの前治療を受けた患者.  a)zipalertinib(TAS6417/CLN-081)(時期を問わない)  b)治験薬初回投与前28日以内の胸部放射線療法,若しくは14日以内の緩和的放射線療法,又は7日以内の単一病変に対する緩和的放射線療法.  c)治験薬初回投与の28日以内の大手術(血管バスキュラーアクセスの設置を除く).  d)治験薬初回投与の7日以内のCYP3A4を強力又は中程度に誘導若しくは阻害する処方薬,一般薬,ビタミン剤などの栄養補助食品,生薬. (3)術前又は術後補助療法としての以前の抗癌治療によるグレード2以上の毒性(グレード2の脱毛症及び皮膚色素沈着を除く)が回復していない.その他の慢性であるが安定しているグレード2の毒性のある患者は,治験担当医師と治験依頼者の合意により,登録可能となる場合がある. (4)間質性肺疾患,肺臓炎(グレードを問わない)の副作用の既往歴,又は臨床的に活動性の間質性肺疾患のエビデンスを有する. (5)以下のいずれかを含む心機能障害又は臨床的に有意な心疾患を有する.  a)ニューヨーク心臓協会(NYHA)機能分類でクラスIII/IVのうっ血性心不全(CHF)の既往.  b)治療を要する重篤な不整脈の既往.  c)安静時の補正QT間隔(QTc)が,470 msecを超える[Fridericia補正式(QTcF)を使用して算出]. (6)錠剤を嚥下できない,又はzipalertinibの消化管(GI)吸収に重大な影響を与える可能性がある疾患若しくは病態(炎症性腸疾患,吸収不良症候群,若しくはGI切除歴など)がある. (7)治験薬の初回投与前2年以内の別の原発性悪性腫瘍の既往がある.ただし,以下の基準の1項目以上に該当する場合を除く.  a)適切に治療された皮膚の基底細胞癌又は扁平上皮癌  b)胸部又は子宮頚部の上皮内癌  c)悪性腫瘍の治療歴があり,当該悪性腫瘍に対するすべての治療が治験薬初回投与の2年以上前に完了し,現在疾患のエビデンスがない  d)悪性腫瘍を併発しているが,臨床的に安定しており腫瘍に対する治療を必要としないとみなされる (8)B型肝炎,C型肝炎,又はヒト免疫不全ウイルス(HIV)の既往歴があり,不安定であるか治療でコントロールされていない. (9)登録前4週間以内のCOVID-19感染の既往がある,及び/又は過去のCOVID-19感染症に関連した臨床的に有意な肺症状が継続している. (10)活動性出血性疾患. (11)以下の既往  a)下記に対する過敏症  -zipalertinibの成分又は構造若しくは分類の類似する薬剤  -プラチナを含む製剤(シスプラチン,カルボプラチン),ペメトレキセド,並びにこれら薬剤の賦形剤として既知のもの  b)プラチナを含む製剤(シスプラチン,カルボプラチン)又はペメトレキセドのラベル表示に記載の禁忌 (12)軟膜疾患及び脊椎圧迫の病歴がある. (13)ペメトレキセド投与中にデキサメタゾン,葉酸,及び/又はビタミンB12の補充を受けることができない,又は受ける意思がない. (14)妊娠中又は授乳中,又は妊娠を計画している. (15)治験手順を遵守できない,又は遵守する意思がないと治験担当医師が判断.

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無あり

関連情報

問い合わせ窓口

担当者米原 隆行
所属機関大鵬薬品工業株式会社
所属部署
郵便番号101-8444
住所東京都千代田区神田錦町1-27
電話03-3293-2113
FAX
E-mail t-yonehara@taiho.co.jp

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。