臨床研究実施計画番号 jRCT2031210239
最終情報更新日:2023年11月3日
登録日:2021年8月13日
進行/再発淡明細胞型腎細胞癌(ccRCC)及び低酸素誘導因子(HIF)2α 安定化変異を有する悪性腫瘍患者を対象としたDFF332 単剤並びにエベロリムス又はがん免疫療法(IO)剤との併用による第I/Ib 相,オープンラベル,多施設共同試験
基本情報
進捗状況 | 参加者募集終了-試験継続中 |
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対象疾患 | 腎細胞癌 |
試験開始日(予定日) | 2021-10-01 |
目標症例数 | 180 |
臨床研究実施国 | ベルギー王国/チェコ共和国/フランス共和国/イタリア共和国/シンガポール共和国/スペイン/スイス連邦/中華民国/アメリカ合衆国/台湾/日本 |
研究のタイプ | 介入研究 |
介入の内容 | DFF332用量漸増パート 第1群:DFF332単剤 第2群:DFF332とエベロリムスの併用投与 第3群:DFF332とスパルタリズマブとNIR178の併用投与 DFF332用量拡大パート 第1a群:ccRCC患者に対するDFF332単剤投与(18歳以上) 第1b群:HIF安定化悪性腫瘍を有する患者に対するDFF332単剤投与(12歳以上) 第2a群:ccRCC患者を対象としたDFF332とエベロリムスの併用投与(18歳以上) 第3a群:ccRCC患者(18歳以上)を対象としたDFF332とスパルタリズマブとNIR178の併用投与 |
試験の内容
主要評価項目 | - 臨床検査パラメータ,バイタルサイン,及び心電図(ECG)の変化を含む有害事象(AE)及び重篤な有害事象(SAE)の発現頻度及び重症度 - 忍容性:用量漸増パート及び拡大パートでの投与中断,減量,及び用量強度 - DFF332 の単剤及び併用投与時のサイクル1(28日間)における用量制限毒性(DLT)の発現頻度 |
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副次評価項目 |
対象疾患
年齢(下限) | 12歳以上 |
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年齢(上限) | |
性別 | 男女両方 |
選択基準 | 第1B群を除く単剤及び併用投与での用量漸増及び拡大パート: 1.18歳以上の男女の患者 2.組織学的に淡明細胞型腎細胞癌(ccRCC)と確定診断され,RECIST第1.1版に基づく測定可能病変を有する患者 3.PD-1/L1チェックポイント阻害剤及びVEGF分子標的治療の単剤投与又は併用投与による治療後に疾患進行がみられた切除不能の局所進行又は転移性のccRCC患者 用量漸増パート:治療歴の数に制限なし 拡大パート:進行/転移性疾患に対する治療歴は3ライン以下まで 4.ECOG performance statusが1 以下の患者 バスケット群(第1B群): 1.12歳以上の男女の患者 2.以下のがん素因症候群/疾病である又はこれらの遺伝子のいずれか1つの体細胞変異を有し,組織学的に確定診断された悪性腫瘍患者: - VHL変異を有する悪性腫瘍(フォン・ヒッペル-リンドウ病等) - FH変異を有する悪性腫瘍(遺伝性平滑筋腫症及びRCC等) - SDHD,SDHAF2,SDHC,SDHB,SDHAの変異を有する悪性腫瘍(遺伝性傍神経節腫及び褐色細胞腫症候群等) - EPAS1/HIF2A変異を有する悪性腫瘍 - ELOC/TCEB1変異を有する悪性腫瘍 3.転移性疾患若しくは切除不能の局所進行性疾患のいずれかを有するか,又は切除若しくはその他の治療選択に適合しない患者。腫瘍型及び病期に対して適切な標準治療を受けており,臨床的ベネフィットが証明された利用可能な治療法がない,又は適切な標準治療で忍容性がみられない,又は臨床的に意味のあるベネフィットが得られる可能性が低いと治験責任(分担)医師が判断する患者 4.16歳以上ではECOG performance statusが1以下の患者 12歳以上,16歳未満ではLansky performance statusが70以上の患者 |
除外基準 | 1.手術,放射線治療,及び/又はコルチコステロイド剤を含むがそれに限定されない併用療法を必要とする症候性又はコントロール不良の脳転移を有する患者。症候性の脳転移に対して治療を受けた患者の場合,治験参加前に,治療後4週間にわたって神経学的に安定であり,いずれかの治験薬投与前2週間以上にわたって用量がプレドニゾロン換算で10 mg/日以下であること 2.発作障害及び/又は錐体外路症状の既往歴を有する患者 3.過去3年以内に進行性又は積極的治療を必要とする既知の別の悪性腫瘍がみられた患者。ただし,皮膚の基底細胞癌,治療を受けて治癒した可能性がある皮膚扁平上皮癌,又は余命に影響を及ぼさないと考えられる子宮頸部上皮内癌若しくはその他の腫瘍は例外とする。 4.スクリーニング時及び治験薬初回投与前に規定範囲外の臨床検査値がみられた患者。規定範囲外の臨床検査値は以下のように定義する: - 絶対好中球数(ANC)< 1.0 x 10e9/L - 血小板数< 75 x 10e9/L - ヘモグロビン(Hgb)< 10 g/dL - 血清クレアチニン> 1.5 x 基準値上限(ULN)又はCockcroft-Gault式を用いたクレアチニンクリアランス< 60 mL/分 - 総ビリルビン> 1.5 x ULN(例外としてジルベール症候群の患者では>3.0 x ULN)又は直接ビリルビン> 1.5 x ULN - アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)> 3 x ULN - アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)> 3 x ULN - 十分な補給にもかかわらず血清電解質がグレード2以上 5.治験薬初回投与前の以下の期間に,以下のいずれかの抗がん治療を受けた患者: - 治験薬初回投与前4週間以内に放射線治療を受けた患者又は治験薬初回投与前2週間以内に照射部位が限定された緩和的放射線治療を受けた患者 - 治験薬初回投与前4週間以内又は半減期の5倍の期間以内(いずれか短い方)に化学療法,生物学的療法(モノクローナル抗体を含む),持続的若しくは間欠的な低分子治療薬,又はその他の治験薬による治療を受けた患者 - 治験薬初回投与前6週間以内にニトロソウレア及びマイトマイシンCといった重大な遅発毒性を有する細胞傷害性薬剤による治療を受けた患者 - 治験薬初回投与前4週間以内にCTLA-4,PD-1,又はPD-L1阻害剤といったがん免疫療法を受けた患者 6.治験薬初回投与前4週間以内に大手術を受けた患者又はその手術処置から回復していない患者 7.HIF2alfa 阻害剤による治療歴を有する患者 |
保険外併用療養費
保険外併用療養費の有無 |
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関連情報
研究責任医師 | 米村 正貴 |
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研究責任医師以外の責任者 | |
研究資金等の提供組織名称 | |
他の臨床研究登録機関発行の研究番号 | NCT04895748 |
問い合わせ窓口
担当者 | 米村 正貴 |
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所属機関 | ノバルティス ファーマ株式会社 |
所属部署 | |
郵便番号 | 105-6333 |
住所 | 東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー |
電話 | 0120-003-293 |
FAX | |
rinshoshiken.toroku2@novartis.com |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。