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臨床研究実施計画番号 jRCT2021240004

最終情報更新日:2024年4月16日

登録日:2024年4月12日

再発型多発性硬化症の成人患者を対象としたfrexalimab(SAR441344)の有効性及び安全性をteriflunomideと比較する2つの独立したランダム化、二重盲検、第III相試験のマスタープロトコル

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患多発性硬化症
試験開始日(予定日)2024-04-22
目標症例数1400
臨床研究実施国米国/カナダ/日本
研究のタイプ介入研究
介入の内容薬剤:Frexalimab (SAR441344)  剤形:注射剤、投与経路:静脈内(IV)注入 薬剤:Teriflunomide (Aubagio)  剤形:錠剤、投与経路:経口 薬剤:Frexalimabプラセボ  剤形:注射剤、投与経路:IV注入 薬剤:Teriflunomideプラセボ  剤形:錠剤、投与経路:経口 薬剤:MRI造影剤  投与経路:IV注入、各造影剤の添付文書に従う。 薬剤:コレスチラミン  投与経路:経口、排出促進手順のために1回 8gを1日3回で11日間(忍容性に問題がある場合、1回 4gを1日3回で11日間)投与する。Teriflunomideの各国の添付文書に従う。 薬剤:活性炭  投与経路:経口、排出促進手順のために12時間ごとに50gを11日間投与する。Teriflunomideの各国の添付文書に従う。 投与群: - Frexalimab群  被験者はFrexalimabの注入及びTeriflunomideプラセボ錠の投与を受ける。  使用薬剤:Frexalimab、Teriflunomide-プラセボ錠、MRI造影剤、コレスチラミン、活性炭 - Teriflunomide群  被験者はTeriflunomide錠の投与とFrexalimabプラセボの注入を受ける。  使用薬剤:Teriflunomide、Frexalimab-プラセボ注射剤、MRI造影剤、コレスチラミン、活性炭

試験の内容

主要評価項目1. 治験実施計画書の定義で判定された再発により評価した治験期間中の年間再発率(ARR) [評価期間:Week 156まで] 治験期間中のARRは、治験実施計画書の定義で判定される。本評価項目は、各試験のintent to treat集団において、観察期間中に発現した被験者ごとの判定された総再発数を応答変数とし、投与群、ベースライン時のガドリニウム(Gd)造影T1病変(あり、なし)、総合障害度評価尺度(EDSS)層(4未満、4以上)及び地理的地域(米国、米国以外)の項目を用いた、負の二項モデルを用いて解析する。
副次評価項目1. 複合で確認された障害悪化(cCDW)発現までの時間 [評価期間:Week 156まで] 以下の複合変数で6か月間にわたり評価する - EDSSスコアのベースラインから1.5ポイント以上の増加(ベースラインが0の場合)、1.0ポイント以上の増加(ベースラインが0.5~5.0の場合)、又は0.5ポイント以上の増加(ベースラインが5.5以上の場合) 又は - 9 hole peg test(9HPT)のベースライン時の時間からの20%以上の増加 又は - Timed 25 foot walk(T25FW)テストのベースライン時の時間から20%以上の増加 2. 3か月間にわたり確認された、cCDW発現までの時間 [評価期間:Week 156まで] 3. 3か月又は6か月にわたり確認された複合評価の各項目の発現までの時間 [評価期間:Week 156まで] 4. 確認された障害改善に至るまでの時間 [評価期間:Week 156まで] 6か月にわたり確認された、EDSSスコアのベースラインから1.0ポイント以上の減少(ベースラインが2以上5.5ポイント以下の場合)、又は0.5ポイント以上の減少(ベースラインが5.5超ポイントの場合)と定義する。 5. 6か月間cCDW発現までの時間と定義される、再発に依存しない身体障害の進行 [評価期間:Week 156まで] 過去に再発がないか、治験責任(分担)医師が報告した最後の再発の開始日から90日以上後の発現のいずれかと定義する。 6. MRIで検出されたT2強調画像の新規及び/又は拡大高信号病変の合計数 [評価期間:Week 156まで] ベースライン後、治験終了(EOS)来院(同日を含む)までの全ての規定来院時に認められたT2強調画像の個々の新規及び/又は拡大病変の合計数と定義する。 7. MRIで検出された1スキャンあたりの新規Gd造影T1強調画像高信号病変の総数 [評価期間:Week 156まで] ベースライン後、EOS来院(同日を含む)まで全ての規定来院時に認められた個々の新規Gd造影T1強調画像高信号病変の合計数をスキャン数で除したものと定義する。 8. 脳MRIスキャンで検出された脳容積減少のEOS時におけるMonth 6からの変化率 [評価期間:Week 24からWeek 156まで] 9. 符号数字モダリティー検査での認知機能のEOS時におけるベースラインからの変化量 [評価期間:ベースラインからWeek 156まで] 10. 多発性硬化症の影響尺度29項目第2版質問票スコアのベースラインからの経時的な変化量 [評価期間:ベースラインからWeek 156まで] 11. 患者報告アウトカム測定情報システム疲労MS-8aのベースラインからの経時的な変化量 [評価期間:Week 156まで] 12. 治験期間中における有害事象(AE)、重篤な有害事象(SAE)、治験薬の投与中止に至ったAE、特に注目すべき有害事象(AESI)、安全性尺度、並びに臨床検査、心電図(ECG)、及びバイタルサインの臨床的に重要な可能性のある異常 [評価期間:Week 168まで] 13. 経時的な抗薬物抗体 [評価期間:Week 156まで] 14. 血漿中ニューロフィラメントL鎖濃度のベースラインからの経時的な変化量 [評価期間:Week 144まで] 15. 経時的な血漿中Frexalimab濃度 [評価期間:Week 144まで]

対象疾患

年齢(下限)18歳以上
年齢(上限)55歳以下
性別男女両方
選択基準- 2017年改訂版McDonald診断基準に基づき再発性多発性硬化症(RMS)と診断されていること。 - 初回来院(スクリーニング来院)の総合障害度評価尺度(EDSS)スコアが5.5以下であること。 - スクリーニング前に以下のうち少なくとも1つに該当する被験者:  過去1年以内に記録により証明された再発が1回以上認められた、又は  過去2年以内に記録により証明された再発が2回以上認められた、又は  過去1年以内に記録により証明されたガドリニウム(Gd)造影磁気共鳴画像(MRI)での病変が1つ以上認められた。 - 男性及び女性被験者が用いる避妊方法は、臨床試験参加者の避妊方法に関する各国の規制要件に合致していなければならない。
除外基準- 2017年改訂版McDonald診断基準に基づき一次性進行型多発性硬化症(MS)と診断された被験者。 - 感染症の既往歴又は感染症のリスクがある被験者。 - 精神障害又は薬物乱用の存在。 - 血栓塞栓性事象の既往歴、臨床的エビデンス、疑い又は意義のあるリスク、心筋梗塞、脳卒中、及び/又は抗リン脂質抗体症候群を有する被験者、並びに抗血栓療法を必要とする被験者。 - 基準範囲下限(LLN)未満の値と定義する低ガンマグロブリン血症の既往歴又は現病歴。 - 視神経脊髄炎スペクトラム障害、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群、急性散在性脳脊髄炎、重症筋無力症などのMSの症状に類似する疾患の既往又は現在の罹患(ただし、これらに限定しない)。 - ランダム化前30日以内に再発した被験者。 - MRI検査が禁忌の被験者、すなわちペースメーカーの植込み、高リスク部位の金属製インプラント(人工心臓弁、動脈瘤/血管クリップ)、高リスク部位の金属物質(榴散弾など)、既知の造影剤に対するアレルギー歴又は閉所恐怖症の既往歴。これらは本治験実施計画書で規定する全てのMRI検査スケジュール完了の妨げとなる。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無あり

関連情報

問い合わせ窓口

担当者臨床試験情報 窓口
所属機関サノフィ株式会社
所属部署
郵便番号163-1488
住所東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
電話03-6301-3670
FAX
E-mail clinical-trials-jp@sanofi.com

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。