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臨床研究実施計画番号 jRCT1061240056

最終情報更新日:2024年9月17日

登録日:2024年9月17日

トレメリムマブ・デュルバルマブ併用療法における肝細胞癌の潜在的長期生存者の末梢血T細胞受容体レパトアの特徴の解明

基本情報

進捗状況 参加者募集中
対象疾患肝癌
試験開始日(予定日)2024-09-17
目標症例数20
臨床研究実施国日本
研究のタイプ観察研究
介入の内容

試験の内容

主要評価項目治療初期(最大4週間)における末梢血T細胞のTCRレパトアの変化を経時的に評価することで、トレメリムマブおよびデュルバルマブ治療のHCCに対する潜在的な長期効果を評価する。治療初期におけるTCRレパトアの変化を治療開始後6ヶ月またはPD時点(どちらか早い方)と比較し、潜在的長期生存群(治療開始後24ヶ月の生存者と定義される)における変化が長期にわたり持続するか検証する。
副次評価項目#1. 治療開始前、治療初期(最大4週間)、および治療開始後6ヶ月またはPD時点(どちらか早い方)における末梢血中のHCC細胞由来の細胞外小胞上のPD-L1発現を分析することで、治療開始後24ヶ月の潜在的長期生存群の特性を特定する。 #2. 治療開始時、治療初期(最大4週間)、および治療開始後6ヶ月またはPD時点(どちらか早い方)におけるT細胞中のPD-1、TIM-3、TIGITおよびCD28の発現状態、制御性T細胞の頻度、およびそれらの末梢血単核細胞(PBMCs)中の変化と潜在的長期生存との関連を解析する。 #3. ベースライン、治療初期(最大4週間)、および治療開始後6ヶ月またはPD時点(どちらか早い方)における血中細胞由来の細胞外小胞上のCTLA-4、GITR、ICOS、TIM-3、TIGIT、CD106などの免疫チェックポイント関連分子の発現レベルと時間経過に伴う変化を特定する。 #4. シングルセルRNAシークエンスを用いてHCC組織中のCD155上の免疫調節分子の発現を特定し、血中の細胞外小胞から得られたデータと比較する。 #5. ベースライン、治療初期(最大4週間)、および治療開始後6ヶ月またはPD時点(どちらか早い方)における血中HCC細胞由来の細胞外小胞のレベルを特定する。 #6. 治療前に肝組織検査が可能な5症例について、治療前のHCC組織のシングルセルRNA/TCRシークエンス解析を末梢血の解析と併せて実施する。T細胞の状態と癌組織内の抗腫瘍免疫状態との関連を調査し、ベースラインから6ヶ月またはPDまでの血中TCRレパトアの変化を単一細胞レベルで調べるためにシングルセルRNA/TCRシークエンス解析を行う。 #7. グレード3以上のimAEの発生とT細胞の状態との関連を検討する。

対象疾患

年齢(下限)18歳以上
年齢(上限)80歳未満
性別男女両方
選択基準①研究機関の長の許可日から2026年6月30日の間に切除不能な肝細胞癌(HCC)患者で、一次治療としてトレメリムマブおよびデュルバルマブを受ける患者(他の観察研究に参加しているが、本研究に必要なサンプルを提供できる者を含む)。 ②自由意思による研究参加の同意を本人から文書で取得可能な患者 ③同意取得時の年齢が18歳以上80歳未満の患者
除外基準① 一次治療としてSTRIDEレジメンを少なくとも2サイクル完了できないと想定される患者。 ② デュルバルマブおよびトレメリムマブを含む免疫療法を以前に受けたことがある患者。 ③ 画像診断で腫瘍の状態を判断できない患者。

保険外併用療養費

保険外併用療養費の有無

関連情報

問い合わせ窓口

担当者大塚 基之
所属機関岡山大学
所属部署消化器内科
郵便番号700-8558
住所岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
電話0862357216
FAX
E-mail otsukamoto@gmail.com

※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。