臨床研究実施計画番号 jRCT1020230044
最終情報更新日:2023年12月3日
登録日:2023年12月3日
高校生バスケットボール選手を対象とした膝前十字靭帯損傷予防トレーニングの効果検証
基本情報
進捗状況 | 参加者募集中 |
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対象疾患 | 膝前十字靱帯損傷 |
試験開始日(予定日) | 2021-12-11 |
目標症例数 | 60 |
臨床研究実施国 | 日本 |
研究のタイプ | 介入研究 |
介入の内容 | 介入群は、申請者が作成したACL損傷予防プログラムを実施する。この予防トレーニングでは、股関節周囲筋を中心とした筋力強化や正しいジャンプ着地動作の習得、バランス能力の向上を目的とする。加えて、正しいフォームの動作指導を行う。予防トレーニングは通常の練習に組み込み、週3回以上の頻度で連続して6ヶ月間行う。目的通り正確に行われるように、理学療法士が定期的に(月2、3回)に練習場を訪問し、直接トレーニング指導を行う。理学療法士が訪問できない日は、チームのコーチおよびマネージャーがトレーニング指導を行う。また、選手への教育として受傷メカニズムや予防に必要な知識に関する講義を定期的に実施する。 |
試験の内容
主要評価項目 | ACL損傷率(Athlete-exposures:以下、AEs) スポーツの活動時間を考慮し、人数と練習・試合を実施した日数を掛け合わせたexposure time(暴露時間)を分母に、ACL損傷の発生数を分子にして算出された値を1000倍しAEsを算出し、介入群と対照群で比較する。 対象としている高校女子バスケットボール部では、練習日には練習内容や参加者を記載した練習日誌を記載している。練習や試合への参加人数および実施日数は対照群、介入群ともに練習日誌より集計する。 |
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副次評価項目 | 予防トレーニングは、身体機能や動作能力を改善させることで、ACL損傷を予防する目的で行われる。介入群において、予防トレーニング前後の身体能力や動作能力の変化について検討する。 ・下肢タイトネス ・膝関節伸展・屈曲筋力 ・股関節内転・外転筋力 ・動的下肢バランス ・片脚着地動作および前方への片脚ジャンプ着地動作時の下肢・体幹の関節角度 |
対象疾患
年齢(下限) | |
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年齢(上限) | |
性別 | 女 |
選択基準 | 対照群(60名) ・2015年4月~2021年3月まで高校女子バスケットボール部に所属していた選手。 介入群(60名) ・2021年4月~2025年4月に高校女子バスケットボール部に入部する選手。 |
除外基準 | ・ACL損傷を受傷し治療を受けた選手 ・整形外科疾患を有し、トレーニング前後の評価測定や予防トレーニングを実施することで、症状が増悪する可能性がある選手。 ・退部もしくはその他理由により、予防トレーニングを継続して半年間実施困難となったである者。 |
保険外併用療養費
保険外併用療養費の有無 | なし |
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関連情報
研究責任医師 | 津田 英一 |
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研究責任医師以外の責任者 | |
研究資金等の提供組織名称 |
問い合わせ窓口
担当者 | 逸見 瑠生 |
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所属機関 | 弘前大学医学部附属病院 |
所属部署 | リハビリテーション部 |
郵便番号 | 036-8563 |
住所 | 青森県弘前市本町53 |
電話 | 0172395318 |
FAX | 0172395318 |
henmi.r@hirosaki-u.ac.jp |
※実施責任組織と研究実施場所が異なる場合があります。
詳しくは各お問い合わせ窓口の担当にお伺い下さい。